過去ログ - 上条「なんだこのカード」 3rd season
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[saga sage]
2011/05/07(土) 04:04:55.83 ID:sNwVsL2yP
脚の動き方から危険を察知し、蓑から体を外すことで、殆どギリギリで彼は魔導電磁投射砲の砲撃を避けた
当たらなかった砲撃は、そのまま流れて窪みの壁面に直撃する。窪みの境界線近くにあった校舎が、直撃によって直下の土台を失って、窪みの中へなだれ落ちていく
脆いのだ、この40m程窪んだ平面と通常の地面の高さとの境界線は
そして再度、兵器の目の前で立ち並ぶ振り落とされた上条とステイル。イェスとしては下手にストンピングも狙えず、また浮遊砲台で砲撃するわけにもいかなかった
イェス(右前方脚表面装甲に高温反応。やってくれる)
ステイルが仕込んだ術式によって、脚を覆っていた数少ない装甲の一箇所が赤く発熱しているのが上条にも見えた
このままでは、装甲が溶け落ちる事でその脚一本そのものの駆動に害が出る
イェスは、その装甲を切り離すしかなかった
ステイル「よし。チャンスだ」
小声で彼は言う
上条「と言うと?」
ステイル「僕は科学のことには詳しくないが、あの巨体は見た目の割りに、あの脚を非常に軽く動かしているのだろう?」
上条「そうですね。何か仕組みがあるものだと踏んでいましたが」
ステイル「さっき密着して分かったことだが、その仕組みというのは、見た目通りの科学的な方法だけでなく、どうも何らかの術式的な補強の類らしくてね。装甲で覆われている部分の下に隠されているに違いない」
ステイル「そこを君の幻想殺しで壊してしまえば良い。そうすれば、この機械は自重に耐えられなくなり、身動きが取れなくなる。そこまでではなくとも、動きは緩くなる。今装甲をはずした場所を狙え、上条当麻」
上条「了解です」
言って、彼らはもう一度別行動を開始する。迎え撃つイェスも、先ほどとは違う攻め方を用いる
上条に砲撃が通じないならば、ステイルばかりを重点的に狙えば良い。彼が近づき、術式を埋め込まれるのが一番厄介なのだから
ステイル(やはり、こう来るか)
上条のような身の守り方など彼にはできない。当たればこの世から消えるかもしれない
足で回避するのは無理だ。ならば、身を隠すしかない。このだだっ広い窪んだほとんど平面空間では、隠せる場所などない
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