過去ログ - 上条「なんだこのカード」 3rd season
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[saga]
2011/03/11(金) 07:26:15.16 ID:dLY4Liw3P
フィアンマ「ふむ。この辺りで一度キリをつけるかな」
相も変わらず聖堂の脇の少し広い部屋、机の上で禁書目録が時折体をビクつかせる
意識の無いほぼ全裸の少女を前にして、その体に触れるフィアンマという光景は、事情を知らない人間からすればかなり事件の光景である
そんなことを少しも考えること無く作業を続ける彼は、チラ、と時計を見て区切りの時間を決める
何しろ、そろそろ居心地が悪くなるであろうこの場所から、ロシアに移動しなくてはならないのだから
そんなことを並行的に考えつつ、時間まで禁書目録の頭脳に有る知識を引き出していく
フィアンマ「……ん? またか」
もはや見慣れてしまった唄の情報があった
これで6つ目。それぞれ世界中で現代にまで続く主要な言語の元となった、古の異なる文化の言語で同じ内容の事が書かれていることになる
フィアンマ「"汝らは汝らの創った力を用いて我々を造った。故に我々は汝らに従い、汝らの神となろう。創造者よ"」
フィアンマ(こんな情報は今更だ。しかし、大洋で隔たれたユーラシアとアメリカでありながら、全く同じ内容が記されているのは、気にはなる)
フィアンマ(この"汝ら"を人間ととるならば、俺様の視点、神や天使の前にそれを支える力つまり天使の力(テレズマ)があるという見方を、裏付け・証明することになる)
フィアンマ(……俺様がこの視点に辿りついたのは、幽閉中の研究時。それも神の右席と言う存在への疑問から生じたもの)
フィアンマ(アックアの様に最初から特別な存在で無いただの人間が、どうして突出した出力を得るに到るのかという疑問自体、歴代の右席の連中にもあった)
フィアンア(俺様と同じ様に考えた先代共の記述にも助けられ、比較的簡単にこの結論にたどり着けたが、まさかそれ以前の紀元前からあろうとはな)
フィアンマ「……いや、待て」
唄と同じく紀元前から存在するもの。その一つは今まさに世界を壊さんとしている"終末"についても同じだ。単にイェスの始めた十字教でないだけ
フィアンマ「人間の作った力が神を造った、だと?」
フィアンマは禁書目録に干渉している霊装を、すこし早んで操作した
ビクッ!! っとまるで陸に上がった鯛のように禁書目録の体が跳ねる
それは、干渉の限界が近いことを意味していた
だが、フィアンマはそのことを忘れ、見落とす
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