過去ログ - 上条「なんだこのカード」 3rd season
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[saga]
2011/03/11(金) 07:28:35.67 ID:dLY4Liw3P
違和感を挙げれば、蹴飛ばした時だった
しかし、そんな違和感に躊躇して連続攻撃の手を止めるなど愚の骨頂である
したがって、アックアは一連の攻撃の手を止めず、神の右席でありながら一般的な魔術も扱えるという己の利点を生かした、しかも高出力な水の塊をテッラにぶつけたのだった
アックア(……やはりであるか)
テッラを浮かせるべくして加えた蹴りは、確かにテッラを浮かせる事には成功したものの、硬い風船という矛盾した存在を蹴り上げたような反作用が有った
圧縮された水の塊を受けて、後方の半壊した建物をなぎ倒しながら弾け飛んだテッラは、しかしというか、やはりというか、何事も無かったかのように立ち上がる
テッラ「やりますねー。流石、私を殺しただけはある。こうして直接私が罰を下しに来なければならない程です」
粉塵の中から、声が上がる
テッラ「殺された時は正直、痛かったですよ。しかし」
ガララ、と家を構成していた何かが転がるような音がして、その中から姿を現すテッラ
テッラ「今のではっきりと思い出せましたよ。あの時あなたが与えた間違いを」
言葉の途中で、躊躇なくアックアはその巨大なメイスを振り上げて、テッラに突っ込んだ
その移動速度でも、純粋な力の大きさでも、アックアは負けていない
先程受け止められた時よりも余程大きく力を加えたメイスの打撃が、粉塵が落ち切らない空気を巻き込んでテッラを押しつぶそうと動く
ガキン!!と金属と金属がぶつかり合うような音が鳴って、そのメイスは受け止められた
「優先する。―――金属を下位に、小麦粉を上位に」
殆ど後出しの様に聞こえたそれだが、その効果は十分にあった。小麦粉で作られた貧弱とも言えるギロチンの刃が、アックアのメイスを受け止めたのだから
だが、これもアックアにとっては読み通りである
なぜなら、一度に複数の対象に向けて"光の処刑"は使えない
今のテッラでも防ぎきれないような威力で殴りかかることで、"光の処刑"の使用を引きずり出す
それが出てしまえば、天使級の術式しか使えないテッラは、他のことへの防御手段が無いも同然
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