過去ログ - 上条「なんだこのカード」 3rd season
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[saga sage]
2011/06/02(木) 01:16:46.17 ID:Slt1fRmaP
「どうして、こうなった……」
それは、突然のことだった
バチカンの空に、いや、地上から上、その全てが暴力的な光に包まれる
イタリア、ローマ市まで丸々飲み込もうかという光の奔流の原因は"天使の力"
その、暴走、暴発
表面的に見ればそれは、確かに暴発と言うべきなのだろう
しかし、そこにはそうなるべき確実な理由が有った
大天使ミカエルへの過干渉と、平和を求める同じローマ正教信徒への言われなき理由による虐殺
そして、抑制の"完全な"解除
彼がここに現出している目的・理由はローマの信徒の守護
それを元々の理由として、"確実にローマを攻撃してくる可能性のある敵"に対して、"攻撃される前に先にその敵を殲滅"し安全を確保すると言う目的の為、彼は彼の権限をローマ正教に貸し与えていた
しかし、それはこじつけと言っても過言ではない
故に、歴代の魔術師たちはこの、言うなれば、ミカエル使役術式に対して、そのこじつけを無理のないものにする為に、長い時間と研鑚を重ねたのである
その研鑚の中で生まれた、力を借りる為の干渉の制限
それは推奨領域では無く、厳守領域だった
しかしその制限は破られてしまった。そして、それだけでも大きな問題であるにもかかわらず、その教皇は自己に反するものの排斥を強行した
ミカエルという存在からすれば、それは信徒と信徒の争いである
義という面では、その両者の言い分は理解できなくもない。"終末"に託けて襲ってくる邪教も有るだろうし、"終末"だからこそ無意味な争いは止めてただ救いの時間を待つべきだという意見も理解できなくない
理由は同等。しかし一方には問題があった
天使にも役割が有り、一人一人の違いが有る。更にイエスの使徒たちですら、個々の考え方に違いがある。それは仕方ないことだ
しかし、それを理由に争ったりしない。それが自然であるから、そんなことを理由になど出来はしない
だが、このローマの信徒と信徒の戦いは違う
片一方が、しかもそれら両者のバランスを取るべき存在、すなわち教皇の命で、一方に対して過剰な弾圧をしているのだから
信徒を等しく平等に守護するべき彼にとって、これは黙認出来ないことだった
加えて、どんな存在であっても、動きを束縛されることへは、本能的とも言うべき拒否反応が生じる。すなわち過剰干渉が導くのは、その"反発"
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