過去ログ - 上条「なんだこのカード」 3rd season
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423:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2011/06/02(木) 01:17:27.95 ID:Slt1fRmaP
そして彼の存在意義的に黙認出来ないローマの支配者階級の言動

暴発が起きる前の時点で既に、彼の怒りは確定していた

それを生じさせなかったのは、"抑制"という特別な状況によるもの
以下略



424:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2011/06/02(木) 01:18:10.85 ID:Slt1fRmaP
ガクガクと恐怖に震える脚を黙らせて、彼はその石ころを掲げた

そして、その石を持つ手の周りに、自らの血で術式を構成し、解き放つ

彼の手から生まれたのは、稲妻のような速さで巨大なミカエルのわき腹を狙った、槍の様な、矢の様な閃光
以下略



425:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2011/06/02(木) 01:18:50.60 ID:Slt1fRmaP
「そんな、むぎの……」

言って、少女は崩れた

管理分室の冷たい床に、トン、と膝から落ちる
以下略



426:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2011/06/02(木) 01:19:32.23 ID:Slt1fRmaP
巨人の姿はどこにもない。倒したのだ、あの無茶苦茶な力をもった存在を

それを見て、絹旗も白井も喜ぶ。同時に、今まで無茶をした体から倦怠感が一気に噴き出し、絹旗はその場に腰を下ろした

白井「初春も、御苦労さまですの」
以下略



427:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2011/06/02(木) 01:20:00.78 ID:Slt1fRmaP
その横でまた、動揺している少女

フレンダ「やっぱり、居ない。どこにも居ないわけよ」

必死に操作してもモニターに映るのは、冷え固まって所々ヒビ割れすら入っている電解質のみ
以下略



428:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2011/06/02(木) 01:20:33.53 ID:Slt1fRmaP
世界を取り囲んでいた"抑制"の完全な解除と、ローマ正教の崩壊。それは他の地域にも影響を与えた

イギリス・ロンドン

芳しくない戦況は、より混迷を極める事になる
以下略



429:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2011/06/02(木) 01:21:01.55 ID:Slt1fRmaP
ローラ「しかし良くもあのエリザードがコレを私に寄越したるな」

リメエア「あのような事が有れば、仕方ないことでしょう」

あのようなこと。彼女らの背後にある病院のことだ
以下略



430:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2011/06/02(木) 01:21:34.09 ID:Slt1fRmaP
当然なのだ。剣を扱えるようにしているのは自分で、従わなければその力は失われ、非常時だから持ち出せた国家最高レベルの霊装を持ってこの最大主教にすら対処することが出来るのだから

そして、この最大主教と言う女は状況が分からぬほど馬鹿ではない。だから選んだのだ、組する相手に

「……しかしなー」
以下略



431:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2011/06/02(木) 01:22:03.07 ID:Slt1fRmaP
学園都市にて巨人と戦っていた者達はそこで改めて、太陽という光源によって被害の大きさを確認する

荒廃という言葉が嫌という程相応しく、そこにはたった4,5日前まであったような人声に溢れる都市の姿は無い

生きている者はどれほどいるだろうか。調べようにも方法は無い。この様子では、秩序回復のために来たというアメリカ軍も当てにはならないだろう
以下略



432:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2011/06/02(木) 01:22:33.19 ID:Slt1fRmaP
ロシアでの戦いは、ロンドンとは対照的に、既に終わりつつ有った

フィアンマ側の圧倒的勝利と言う形で、である

「少々遅かったな。どれほど強化されようとも、劣勢を覆すには数が減り過ぎだ」
以下略



433:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2011/06/02(木) 01:23:35.18 ID:Slt1fRmaP
「っとと、寝てしまったわ」

まさか、寝てしまうとは。それもこれもローマの連中が不甲斐ないからだ

モスクワの随所に張り巡らせた検知用の術式に全く反応が無いのでは、"殲滅白書"としての役目が無い
以下略



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