過去ログ - 上条「なんだこのカード」 3rd season
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[saga sage]
2011/06/09(木) 21:25:39.97 ID:ngFbEDN1P
「ううーん。これは、なんというか」
その視線は、彼の下半身に集中していた
緑の濃い公園の一角に、黒々とした輸送機の表面が太陽の光を怪しく反射している、この場所
相「酷く、パッツパツですね」
つまり、御坂から強引に奪った例の短パンである
恐ろしいほどに上条の下腹部の輪郭を浮かび上がらせながら、それでいてその繊維は彼の股間抑えつけ圧迫している様には見えない
相「しかし、流石学園都市。明らかなオーバーサイズにも関わらず、こうして形状を保っていようとは。これは素材だけでなく、縦列の繊維構造にも着目すべきm――」
上条「そんな冷静な分析よりも早く! 何か服は見付からなかったのか?!」
俺が悪かったという台詞を体現する彼の顔は焦げていて、若干涙目だ
恐らく、御坂の電撃を浴びたのだろう
電撃の犯人と思わしき少女は、彼と同じように涙目だ
相「あなたからの無線には驚かされましたよ、御坂美琴。機能的な限界で一方的な受話しかできませんでしたけど」
相「手筈通り機体内に確保した衣類などは積んでおきましたから、この娘は私に任せて、当麻は早くその特殊な格好を何とかしてきなさい」
上条「いってきます!!」
女が言い切る前に、彼は走り出していた
少女を手渡しし、男は見た目的には裂けそうなパンツを着替えるべく、御坂が乗って来た輸送機の中へ飛び込む
その躊躇のない走りは、どことなく滑稽であり、上下に運動着を着た相と呼ばれる女はやれやれと言った感じだ
相「元々飛行機の着地なんて考えられていないこの場所に着地した際、この輸送機は少々傷ついてしまったようですが、問題はなさそうです」
木の根元を背に座らせられた御坂の方を見つつ、コンコンと機体の表面を女は小突きながら言う
相「それで、当麻の胸はどうでしたか?」
御坂「骸骨の右手よりは、良かったわよ。……短パンさえ奪われなければ」
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