過去ログ - 上条「なんだこのカード」 3rd season
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631:週2更新とか無理じゃね?ー[saga sage]
2011/07/09(土) 18:29:14.01 ID:g/KYvkRnP
あの時、自分は明らかにお荷物だったのだ

それは、既に血は止まったものの、彼女の肌を掠めた弾丸の跡が雄弁に語っている

青髪「……そーでした」

そう言って、彼は目を瞑った

数秒の後、一気に彼らの乗る機体は加速する

40トン近くの重量の機体を飛行させるエンジンは、間違いなくハイパワーだ

そこに、その40トンという重量すらも無くなれば、その推進力はそのまま加速につなげられる

圧倒的に飛行効率が良くなった事を感知して、彼らの乗る輸送機は自然に燃料消費の蛇口の口を閉じる方向へまわし、それによって燃料不足の警告は消えたが、それでも機体自体は加速している

その加速は少々急だったので、彼らは座る椅子にぐぐっと押しつけられた

そして同時に、後部の輸送部でゴン! と何かが金属の壁面にぶつかった音がした

青髪「あれ、なんか設置が甘いやつでもあったんかな」

結標「どうせ固定器具か何かでしょ? 輸送機なのに物品が何も乗って無いから、逆に暴れてるのよ」

青髪「そんなもんやろうけど。まぁ一応、後で見とこーか」

結標「別に気にするほどのことじゃないと思うけど。……それより」

青髪「それより?」

結標「あなたの組織、これからどうなるの? 施設の自爆放棄と戦闘にかなりの人数巻き込まれたみたいだったけど」

青髪「一番の目的であるイェスの打倒は成立したし、別にあそこに居たのが全ての人員でもあらへんしなぁ」

結標「でも恐らく、ボスの上条刀夜は殺されたわよ」

青髪「それは確証が有るわけやないし、生きてるって可能性もあるよ?」

結標「どうかしら」

青髪「……あわきんは刀夜さんのこと嫌いなん?」

結標「出会ってからの時間が短すぎるから、どうとは言えないけど。少なくとも好印象じゃない、ってところね」



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