過去ログ - 上条「なんだこのカード」 3rd season
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662:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2011/07/15(金) 15:14:11.58 ID:NevFLdj6P
上条に言われた通りの廃屋の角で、しかし彼女はライフルを突きつけられていた

渡された拳銃も器用に撃ち抜かれ、既にバラバラだ

御坂「なに、よ」

凄まじいまでのピンチである

三人の男が、角を背に立つ御坂の前に立っている

「第三位にしちゃぁ、気弱だなぁ、おいぃ」

言葉使いは典型的だったが、問題はその動きだった

彼女は、彼らの接近に全く気付けなかったのだから。それは、日頃自らのレーダー的な能力に頼っているからということの裏返しでもあったが

「どうせそっくりさんの方だろ?」

「どっちだって構わねえよ。能力者にはかわりねぇ。むしろクローンみたいな奴らなら仲間の為にも復讐しなきゃならねえし」

仲間と言う言葉には、全く重みを感じられない。ただ殺すための建前のようなものなのだろう

御坂(クローンみたいな……。コイツら、あの子たちも襲った?)

「第三位本人だとしたら、ますます能力が使えないうちに殺さねえとなぁ」

御坂「あんた達、能力者に恨みでもあるっての?」

「有るに決まってんでしょー。見ろよこの火傷」

言って、男の一人、一番手前の男は顔の半分を覆っていたマスクをガバッと引っ張って外す

そこには、ケロイド状の火傷が有った。まともにまぶたが開きそうにないようで、見ているだけで痛々しい

「ちょいとばかりお勉強と素質が有ったからって、俺達はストレス解消の道具じゃねえんだ」

つまり、コイツらはスキルアウトか何か。無能力者で、虫の居所が悪かった発火能力者にでも焼かれたのだろう

御坂「そんなもの、治そうと思えばすぐに治せたじゃない。外ならまだしも、ここは学園都市なんだから」

「ああそうだ。だが俺は治さなかった。コイツをやった張本人に復讐するまでな」

「だが恐らく昨日までのゴタゴタで死んじまったよ。俺達はそんな風に復讐する先を失った奴らの集まりさ。なあ?」

頷く周りの男たち


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