過去ログ - 上条「なんだこのカード」 3rd season
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69:本日分(ry 新約禁書がkonozamaだ。キャンセルすべきだなコレは[saga sage]
2011/03/26(土) 05:17:11.84 ID:Zr2PdvE8P
刀夜「……全く、頼もしい連中だ」

呟きながら、彼は頭を抱えていた。表情には若干の苦痛の色が見て取れる

それを振りきる様に、刀夜は頭を少し乱暴に振った

"イェス"の本体が無い以上、"肉体逃避"の候補だった長官を射殺した以上、"イェス"の子機も田中が始末する以上、ここではあまりやることは無い

だからと言って、他の銀貨のメンバーが交戦している場所へ、応援として駆けつける為に高速で移動する手段も無く、もっと言えば彼は年齢的に非戦闘員でもある

"前"でイェスはCIAを牛耳っていた。だからこの場所は"イェス"の玉座の最有力候補とみなされ、銀貨の戦力も少し多めに配分されていた。結果はハズレを引いてしまったが

故に、銀貨の頂点である上条刀夜には、今のところ最優先でやるべきことなど無いのだ。仕事は部下がしてくれる

よって彼は、情報収集を始める。もちろん、その目的はイェス無き後の権力移譲をスムーズに行う為でもある

端末を操作し、画面に浮かぶ情報を見る彼

その画面の横には、居場所を突き止めたイェスの、現在の映像が小さく映し出されている

もちろん、その映像には何も動きが無い。生物ではないのだから動きはしない。当然だ

刀夜「あ」

ふと、気の抜けた声が漏れた

刀夜「そう言えば、トウマの事を頼むのを忘れていたようだな」

独り言を言う。まるで自分へ問うように

刀夜「まぁ、大丈夫だろう。何しろ私の息子だからな。いや、もしかするとこの忘却もアイツの不幸なのかもしれないか」

口元を緩め、無線で再び問いかけることもせず、彼は淡々と情報を集めた


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