過去ログ - 上条「なんだこのカード」 3rd season
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VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[saga sage]
2011/08/26(金) 13:38:22.64 ID:nb6vtV28P
その出現を予期していたのか、滝壺が少し後ろに下がった瞬間に、だ
白井「おっねいさまああああああ!!」
現れて早々、白井は抱えていた毛布を地面に空間移動させて、その上に御坂を押し倒す
御坂「だからアンタからそういうのはいらないっていってるでしょうがああ!」
白井「またまたまたぁ、そんなこと言っておきながら。お ね い さ まぁ!」
恐らくはさっきのオープン回線を聞いて、さっきからかわれたことと同じような思考に辿り着いたのだろう
ひゅーひゅー、と棒読みのエールを送ってくる周りの連中は助けてはくれなさそうだ
御坂「ほんとに! ほんとに駄目だから! 私はあの子たちとは違うのよ! 今の私は当麻専用なの!」
白井「それなら問題ありませんの! 私当麻さんのこともお姉様のこともお慕い申しておりますしっ!!!」
御坂「アンタになくても私にあるのよ! あーもう、晴れてる内に資材を高台に運ばなきゃならないんだから、アンタはとっとと持ち場に戻んなさい! 空間転移要員は貴重なんだし、アンタ風紀委員でしょ! こーいうのは後にしなさい後に!」
白井「ぐぬぬ。そこで風紀委員と言うのは卑怯ですの。……ならば! お姉様のおっしゃる通り、後にさせて頂きます」
最後に抵抗する御坂の腕の上から思いっきり抱きしめて、彼女はそのままの体勢で毛布ごと消える
微妙に濡れた地面に数枚の毛布の厚みの高さ分落下して、アダっ、と間抜けな声が出た
フレンダ「これはまたしばらくしたら来るわけよ。まぁ、能力使えばいくらでも追っ払えるでしょうけど。こっちの作業工程の邪魔にならないようにして欲しいわね」
御坂「あー、そっか、今は能力使えるんだっけ」
絹旗「あれだけ漏電しておいて、超今更ですね……」
左腕をアスファルトが割れてゴツゴツした地面に置き、立ち上がろうとした、その時
さっきまで白井が覆いかぶさって見えなかった部分の直線上にあるビルの屋上が、キラリと光った
そして、超音速の狙撃弾が弾きだされた
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