過去ログ - 上条「なんだこのカード」 3rd season
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815:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2011/08/26(金) 13:44:13.58 ID:nb6vtV28P
御坂「実はこの服だって何とか出来なくもないんだけど、それには出血が伴うからやる気にはならなくてね。痛いし。手詳しく説明する時間は無さそうだから、ものすごく省いた説明をすると、手品のネタは微小機械を万能ボンドにしたりカッターにしたりする、最先端科学の賜物よ」

フレンダ「え、私達の微小機械にそんな機能が有るの?」

滝壺「すごく、便利そう。出来れば私達にも使い方を教えてほしい」

えーっと、と人差し指を頭にあてて、出来るんだっけ、いや駄目か、としばらく思考を巡らせる

御坂「微小機械自体は滝壺さんたちのと同じだから、無理矢理すれば出来なくもないんだけど。違うのは電撃使いか、ってこと。私が居ないと駄目だし、しかも私専用に微小機械自体も書き換えてあるから、現実的じゃないかな。戦闘中なら特に」

結論を言えば出来ないって認識でいいわ、といわれ、まぁそうですよねー、との相槌

フレンダ「良く分かんないけど、微小機械を操ってるならいろいろ出来そう。あーそうかー、"幻想殺し"との時もそれを使ったりとかしてたわけだ」

絹旗「体内で操作できるなら、避妊具にも排卵誘発剤の代わりにも使えそうですね」

御坂「使ってません! あの時は能力使えなかったんだから出来るわけないじゃない!」

滝壺「でも、今は使える」

絹旗「白くベタベタしてるっていうアレは大体24時間生きてますからね。超悪用するかどうかは第三位次第ってことです」

御坂「なんでそんなことを知ってるのよ」

フレンダ「あー、前に高位能力者の精子が入ったブツの移送任務の時にそんな説明受けたっけ」

滝壺「むぎのが嬉々として話してた。……第三位?」

御坂(そうか、そう言う使い方もいまなら出来るのか。やってものなのかな。自然には反することだけど、最近は不妊治療とか体外受精とかあるし……)

フレンダ「うぉーい、またなわけー?」

思考が在らぬ方向へ浮かんでしまった御坂の頬をピチピチと叩くと、がしっとフレンダの腕は掴まれた

フレンダ「おっ?」

御坂「って、んなことはどうでもいいのよ。今襲ってきたのはスキルアウトとかでしょ? どうするの、これじゃ、この経路使って物資の移動できないわよ」

滝壺「多分それは大丈夫。この人たちも必死だったけど、動きが散発的だったから。別になにか作戦があってここに展開していたわけじゃなさそう」

絹旗「同意見ですね。大方、あのめーるへーんな奴らを見て超ヒステリックになって具体的な纏まりも無く襲ってきたんでしょうし」

フレンダ「まぁ、あんなのが空で戦ってて、その上流れ弾が時々飛んでくるんじゃ、仕方ないけどね」

御坂「しかも、今からが本番みたいだし。……こりゃぁ、物資の移動なんてしてる場合じゃないのかも」

言って、彼女らは廃墟と廃墟の間から見える僅かな東の空に浮かんだ、この世のものではないフォルムの化け物を見上げた


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