過去ログ - 上条「なんだこのカード」 3rd season
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837:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2011/09/01(木) 11:35:53.57 ID:0dcNmrjrP

「スー……スー……、……ん、……んんッ!?」

車のバッテリーから引っ張って来た電気による光で照らされた、森林の中を通る国道のわき道

闇夜を照らす明りの下で衣類を直したりだとか、壊れた部分を直したりだとか、新しい工具を作っていたりだとか、他の大人たちが行っている最中に、少女は何か電気でも流れたかのように急に眼を覚ました

「おおっ? また啓示か?」

ミサカと言う名のクローンの側で作業をしていた男がそれに気づいて、その声に他の大人達も注目する

「おーし、車の方は直ぐに動けるぞ。拾ってきた電源ユニットも使えるし、そこのねーちゃんのお陰で昼間の戦闘での被害もないしな」

神裂「皆さんが行動慣れしている結果でもあります。しかし、いざとなれば、私が在る程度の時間を稼ぎますが」

「大丈夫よ。トレーラーへの荷物積載も出来てるから。狩ってきたばっかりの肉は全部持っていけないけど」

惜しいわね、と言ったミドルエイジの女性の視線には、地面の上で大の字で死んでいる熊

保存可能食糧や必要資材を詰め込めるだけ詰め込み、更にはここの人間を全員乗せないといけない為、この動物性タンパクの塊を載せる空間などなかった

有るとすれば、人々の腹の中ぐらいだろう

「折角の大物だったんだけどなー」

「結構上手いらしいぞ」

「でもね、クマなんてどう捌けってのさ」

「熊でも鹿でも、裁き方なんて分からないって点では対して変わらないだろ」

「分かってるのは新鮮なうちに食えってことだけだな」

そんな感じで話が続く中、少女は立ち上がって全員の顔を眺めた

何か言いだしそうだったので、生存者たちは彼女の方へ視線を集めた
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