過去ログ - 上条「なんだこのカード」 3rd season
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[saga sage]
2011/09/10(土) 18:34:48.48 ID:0X3JsVYQP
「狩人じゃないんで知らねえよ。何が言いたいんだ爺さん」
「そんなところに住んでる熊の肝臓なんぞを食べると、中毒を起こしやすい。運が悪ければ、お前は最悪死ぬ。これで分かったか?」
「なっ、マジで?」
剣幕がすごかったので何事かと思ったが、どうやら、親切心から出た行動らしい
平和で何よりだ。そこに、麻色の布で体を覆った自分と同じ背丈の人物が
「この人の言っていることは恐らく事実です。都市部へリタイアしたものの、それまでは林業を営んでいたそうですから。と、ミサカは熊肉に対して羨望の視線を向けながら――」
驚く男に、老人の後ろから少女が近づいてきた
その少女の顔は、熊を食べている男たちの集団のミサカと呼ばれる少女と同じ
「そうなのかい。って、あ、あんたもミサカの嬢ちゃん?」
「ええ。正確には個体番号16985号ですが」
「個体番号?」
「私達はクローンですから、とミサカは端的にこの状況を説明します」
クローンって、本当かよ。と驚く男の前に、熊肉の側の集団の少女も移動した
同じ顔の少女がいくつもいるという奇異な状況である。これを説明するには、クローンという言葉は合理的すぎた
「ネットワークに接続されたすべてのミサカが、ここ、浮遊モスクワに来ているらしいですね」
「はい。やはり、あの時の"動かず周囲の者を纏めろ"という声はこの目的のものだったようです。あの、ミサカもこの熊貰っていいですか。動物性タンパクが少々不足気味で」
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