過去ログ - 上条「なんだこのカード」 3rd season
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923:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2011/10/11(火) 08:49:13.96 ID:F/zw6ecBP

出来れば、聖堂の外に。そう思って、彼女は下がった

一方で伸びきった空間では、ステイルとフィアンマの間を割るように再度禁書目録が空間移動

これで立ち位置は元の状態になった。聖堂は歪な形となっているが

少し違うのは、ステイルのすぐ目の前に立っている禁書目録がフィアンマの方に行かせまいと、自ら両手を広げて身を呈していること

ステイル「今更、こんな人形に!!」

叫んで、彼は炎と同化した腕で彼女を躊躇なく払う

そしてそれは、簡単に弾け飛んだ

フィアンマ「お前も殺したじゃないか、ステイル」

ステイル「人形を破壊しただけだ! お前とは違う!!」

フィアンマ「それは、お前が勝手にそう思っているだけだ」

ステイル「違う!!!」

再度の攻撃。今度はどこまでフィアンマが空間を伸ばして避けようとしても届くよう、白い炎の直線として

しかし、途中で何かが彼を庇って当り、炎はフィアンマの元まで届かなかった

フィアンマ「二度目。これでお前の方が数が多くなったな」

ということは、先程の炎の直線を防いだのは禁書目録か

そしてまたも彼の前に現れる禁書目録

ステイル「無駄だ。こんな事をしても、僕は今更引きさがったりしない」

フィアンマ「なら聞くが、この禁書目録が何故お前の思っていた禁書目録と違うのだ? 容姿も仕草も同じだというのに」

ステイル「そんなもの、表面的なものでしか無い。もっと内面的な、魂とも言うべき部分が完全に別物だろう!!」

フィアンマ「魂か。確かに、禁書目録と呼ばれていた最初の少女のものは最悪な形で失われてしまった」

普通に死んだなら復活者として殆ど完全に復活できただろう

しかし、フィアンマの操作ミスで精神を完全に破壊されてしまった後では、それこそバックアップデータの無い復旧作業

フォーマット後のハードディスクに人間精神の基本プログラムとも言うべきOSを入れただけのようなものだ

ステイル「君が殺したからな」

フィアンマ「それなら、今お前が殺した二人の少女の中に入っていた魂は何だ?」


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