過去ログ - 上条「なんだこのカード」 3rd season
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954:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)[saga sage]
2011/11/06(日) 02:49:37.65 ID:dQEA5iJzP

振り返れば、奴が居る。手には二本目の杖を握っていて、ヒョイ、とフィアンマに投げつけた

重力以外、なんの力も加わっていないそれが、彼の頭に当って音を立てた

馬鹿な。復活者で囲まれたこの空間は、どこまでも自分の思い通りになる空間だ

フィアンマ「それが有り得ないと言っている。俺様のフィルターに、穴など見当たらない!」

言葉には、焦りがあった。対照的に、アレイスターは涼しい顔

最初から表情の変化など生じてすらいないが

アレイスター「当たり前だ。そもそも、私が作った力のパイプには一切の遮蔽がなされていない」

フィアンマ「何だと?」

聞き返した後、フィアンマの背後の虚空、アレイスターの正面の一点に光が灯り

シュパァッ、と吹き出すような光、緑色をしたレーザー光のようなものが飛び出した

この聖堂内を自分の空間としているフィアンマは、発射の前にどういう性質のものか感知して吹き出す前に何とか避けたが

丁度その延長線上に在ったテッラの頭を簡単に吹き飛ばし、更に壁に外へ通じる穴をも、緑色の光の束は開けた

壁を打ち破った訳だから、テッラを含めて簡単に復活者を何人か倒したことと同義である

アレイスター「……十字教で収まってしまった今の君には、理解するのは厳しいだろうがな」

フィアンマ「復活者なら、いくらでも復活出来る。貴様がいくら吹き飛ばそうが、何も問題など無い!」

言った通り、吹き飛んだテッラの頭は首の部分がニュルッと伸びて復活し、更に人間の顔が次々生まれて壁の穴もふさがった

アレイスター「強がるがいい。だが、今開けた穴だけでも、君の戦意を根こそぎ消し去るには十分だぞ?」


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