過去ログ - 上条「なんだこのカード」 3rd season
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953:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)[saga sage]
2011/11/06(日) 02:49:10.60 ID:dQEA5iJzP
「馬鹿な。術式も無しに何故そんな力を行使できる」

どうあっても、目の前の存在は消えなかった

何らかの方法で避けるにしても守るにしても、そこには何らかの行動をしたことになるが

アレイスター「特別、法則を逸脱している訳ではない」

フィアンマ「ならば、尚更おかしな話だ」

言い返す最中、今度はアレイスターの方から、恐らくは斬撃を誇張したような、シンプルかつ、しかし異様に力の強い衝撃が向かってくる

その構築から発動までが、一体どこで行われたのか、フィアンマにはまだ分からない。彼の体内からその手の術式が駆動している訳でもなさそうだ

思考をしていたお陰で反応が遅れ、ヴェントに蹴り飛ばされて、フィアンマは難を逃れた。床には綺麗な溝が出来るも、すぐさまベタァと伸びて、再生する

ヴェント「フィアンマ、あんたは下がっときなさい」

テッラ「そうですねー。あなたがやられては、私達の存在がまるで意味の無かったものになってしまいますから」

頼もしいことを言うものの、彼らの攻撃もかすりもせず、壁や床や天井が受け止めるばかりで、アレイスターの動きすらも止めるには至っていない

次なる衝撃波を床から生やした復活者を盾にして防ぎ、しかし、フィアンマはまだどういう理屈でアレイスターが有るのかも分からない

衝撃の杖はまだ、フィアンマの後方で転がっているだけ。もちろん、その霊装の自動起動とかなどでもない

フィアンマ「何故だ? 内包していたには大き過ぎる。貴様には外部から供給される力などないハズだ」

伸ばした空間の後方で、一人呟いた。視界の先、入口方面ではテッラとヴェントが凄まじい速度で動きまわっている

「世の中には、そこまで複雑なことなど逆に珍しい。複雑すぎるのは逆に非効率なのだ」

とアレイスターの声が耳元から聞こえた

アレイスター「バイパスが無いなら、作ってしまえばいいだけのこと。杖が無いということも、同じ」


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