過去ログ - 上条「なんだこのカード」 3rd season
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[saga sage]
2011/11/06(日) 02:53:38.19 ID:dQEA5iJzP
ローラ「味方? 十字教の救世主なれど、所詮は母から生まれた子供にすぎなし存在。我が子にどうして敵対せむことがあろうかしら」
アレイスター「ほう」
フィアンマ「我が子……?」
ローラ「そう。人は皆"母なる大地"から生まれし子供。救世主であっても、それは同じこと。だから眠りたれ、子よ」
別に、あまりにも強く抱いたからではない
寧ろ、安心しきったような顔で、フィアンマはそのまま、意識を失う。もちろん、神化によるものではなく
赤子が自らを襲う不安が取り除かれて、安心して眠りにつくように。静かで、全ての反応が中断まってしまった
生気を帯びていた聖堂は、それによって、洞窟のようにひっそりとした
アレイスター「見たところ、君は十字教の限界から脱したか」
ローラ「どちらかと言えば、あなたの言いたる所の"ホルス"の概念であるところでしょうね」
うつ伏せにフィアンマを床に置き、立ち上がって、彼女は振り返った
アレイスター「その概念は十字教をも含んだもの。その言い方は適切ではない」
ローラ「知ったことか。私には、知恵を授けてくれる守護天使など、おりはせんからな」
1m程度の距離を置いて、彼女はアレイスターの前に正対する
アレイスター「しかし、独自に辿り着いたならば、褒めるべきであろう」
ローラ「それはそれは。さて、アレイスター=クロウリー」
ここからが本題だ、と
アレイスター「そこの子供に代わって私を誅そうとでも言うかね。もっとも、君の理論では、私も子供ということになってしまうが」
ローラ「それはどうかしら。元々、この大地で生まれた人間でなき存在には成り立たなし論理だけれども」
アレイスター「……」
ローラ「否定しないのね。しかし、私から奪った張本人に対しての恨みの前に、聞きだすべきことがありけるのよ」
アレイスター「この私から、この場で、何を聞こうと言うのか」
ローラ「救世主のやり方を教えろなどと、野暮なことを聞きたるつもりはない。聞きたいのは、誰かさんにとって都合のいい世界を作る為に使った、時間を操る術式のこと」
思い当るのは、現況をもたらした、一つの行為
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