過去ログ - 上条「なんだこのカード」 3rd season
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966:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)[saga sage]
2011/11/06(日) 02:58:18.27 ID:dQEA5iJzP
「大した構築だ」

初めて、薄緑の衣へ目立った傷を付けられたアレイスターが、そう言った

主たる存在が思考を失い、復活者の統制が失われたことで極端に防御能力を失った聖堂の突然の爆発の原因はもちろん、怒った女によるもの

ローラ「如何にクロウリーという存在と言えど、大陸大洋全ての力を用いれたれば、力負けなど有り得ない!!」

アレイスター「大洋、と言う事は英国をも利用しているのか。ますますもって凄いものだ」

カーテナの次元切断を素手で掴んで守りつつ、彼は冷静に状況を見る

いつの間にか、"衝撃の杖"もその手に戻っている

それは、フィアンマの時には有った余裕がこの女の前では無くなったことを物語っていた

ローラ「子を生み育む"母"なる大地、七つの大洋を制した大英帝国、そして人類が消えて他の所有者が居ない全大陸。これら全ての条件が整いたる今ならば、その全ては我がままよ」

言い放つと同時に今度は聖堂の地下、つまり聖堂のある下の地面が一気に柱のように隆起して、彼を四方から襲う

それだけなら、よく有る罠の術式と変わらないが。一本一本の土柱、そしてその土砂一つ一つに、1トン爆弾の持つエネルギーよりも大きな力が集約されている

広い概念から紡がれる力だけあって、その干渉する範囲も広く、当れば、いかなアレイスターと言えど五体満足とはいかない

しかしながら、その全てを、彼は触れることなく弾き返す

もちろん、起爆しないように注意をかけてまで、である

アレイスター「十字教などの比較にならない、か。その面ではそこのフィアンマよりは勝るのだろうな。だが、その規模の力は君には荷が重すぎるようだな」

そういう理由は、力の漏れにある

漏れだした女の青いオーラは、既に数百平米はある教会の敷地を全てすっぽりと覆う様に広がりつつあり

彼女の意思にすぐさま反応する力の漏洩は、彼女の攻撃の度に余計な地形的変化を、早い話破壊を拡げていく

アレイスター「全てを上手く制御出来ているとは、とても言えない」

ローラ「構いなしよ。そもそも、大地はどんな時でもやり過ぎけるもの。まるでヒステリックに陥った母親の如く、その活動が都市を丸々一つ潰し、種族を滅ぼすことは往々にしてありたること。故に、この力が外に溢れ、そして大地を離れたモスクワが砕かれ、残った生存者が全て地面へ叩きつけられ死にけれども、想定内。生じたる問題など気になりはしない。"時項改変"を用いれば、全ての問題は解決したるのだから」

本当にお構いなく、と言った感じで地面が再度隆起する。今度は、大気もそれに従う様に巻きついて


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