過去ログ - 上条「なんだこのカード」 3rd season
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970:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)[saga sage]
2011/11/06(日) 03:00:24.16 ID:dQEA5iJzP

アレイスター「逃げるのではない。離れるだけだ」

ローラ「離れる、だと?!」

アレイスター「君もそうした方が良いだろう。君であっても、いや、君だからこそ、その後ろの存在は手に余るだろうからな」

ローラ「離れるって……、これは!!」

指し示した先を見て、彼女は驚き、その隙にアレイスターは地面を崩して下がる

後方、上条当麻の方角へ離れたアレイスター

それを穴だらけの聖堂内で見送る形となってしまったローラ=スチュアート

彼女を取り囲む状況、聖堂の雰囲気が、かなり大きく変化していることに気付くのは直ぐだ

フィアンマ、と呼ぶべきなのだろうか

赤黒い体となって、しかも半分程聖堂と交わっているその様は、荘厳さを持つ神とも神威を放つ存在とも違う

どちらかと言えば、有象無象を消し去るような、神話の神とは対極の存在。悪しき破壊者

ローラ「"相対する者"……。まさか、そういうこと?」

太陽に月、天に地、火に水、男に女、電子に陽電子

それらはお互いにお互いを補い、制限し、時には消滅させる

"対"というものがそういう性質なら、神に対なる"相対するもの"である彼の登場が

ローラ「このフィアンマに、作用したといいけるの?」

もしそうならば、"相対するもの"もフィアンマを共鳴させるだけの力を持っている?

しかも、フィアンマは自分の睡眠誘導によって赤子レベルの無意識下だった

それも影響してしまったのかもしれない。自らの制御下に置き切れなかった力も彼の目覚めに必要なエネルギーとして都合が良かったのかもしれない

メキメキメキィ、と地面が避ける様な音がした。見れば、皮膚の表面に浮くように、床に、穴だらけの壁に、血管がはしっている。自分の操れる、大地などではない

ローラ(これは……。長居は、するべきではなさそう、ね)

故に彼女も、そこを離れるしか無かった


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