過去ログ - 美琴「極光の海に消えたあいつを追って」
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743:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県)[saga]
2011/05/28(土) 02:31:06.23 ID:2nJkUX9vo

「……その教材作り以外には、絶対使わないわよね?」

「使わない。決して他の事に流用したりはしないよ。
 ……もっとも、あまり信用もないだろうしな。こればかりは信じてくれとしか言えないが」

木山は『妹達』のことを知っているし、美琴の懸念が何であるかも分かっている。
だから喉から手が出るほど欲しい『レベル5の演算パターン』であっても、強くは迫らない。
やや考え込んで、美琴は首を縦に振る。

「……分かった。私なんかでよかったら協力するわ」

「お姉様が協力するのでしたら、わたくしも」

「本当か! 良かった。
 では今すぐにでも……と言いたいところだが、せっかくのお祭りを潰されたくはないだろう。
 いつでも良いから、私の研究室を訪れてくれると助かる」

「ええ。じゃあ近いうちに」

「せんせー! 私は演算パターンのほうじゃ協力できないけど、実験台のほうに志願してもいいですか?」

「木山せんせい、私も私も、ぜひ体験してみたいです!」

「ふむ、では教材の安全性が確認できたら、君たちにテストしてもらおう。
 ……ただ、これはあくまで能力開発のための補助教材だ。
 これをアテにして、自身の能力の研鑽をおろそかにしてはいけないぞ」

「……あはは、痛いところを突かれちゃったな……」

佐天は苦笑いし、頬をかく。



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