過去ログ - 美琴「極光の海に消えたあいつを追って」
1- 20
9:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2011/03/09(水) 03:52:23.54 ID:SvKeaTpjo
どれくらいそうしていただろう。
二人の耳に、英語で話す少女たちの声が飛び込んできた。
この近くの住人か、はたまた物見遊山か。
さして気にも留めず、また、向こうも気付いていないようだった。

こんなロシアの辺ぴな場所で英語を耳にすること自体そうそうあるものではない。
だから、自然と耳に飛び込んでくる。

だから、彼女たちの言葉が分かった。分かってしまった。
それは、黒い長髪の少女が放った一言。

「こんだけぐっちゃぐっちゃだと、上条当麻がどこに沈んでるのか全然分かりゃしませんねぇ」

聞き覚えのある声。

「……レッサー…………?」

声に呼びさまされた記憶が、自然とその少女の名を口に紡がせる。
その小さな呟きを聞きとったのか、黒髪の少女がこちらに興味を示す。

「おやぁ? もしかしてミコトですか? ずいぶん久しぶりに見た気がします」

黒髪の少女、レッサーは美琴らに向けて、笑いを投げかけた。


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
1002Res/817.81 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice