過去ログ - 美琴「極光の海に消えたあいつを追って」
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969:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県)[saga]
2011/06/22(水) 01:42:56.29 ID:zxuPn9f5o

「……ぶぇっくしょん!!」

「あんた、口くらい抑えなさいよね」

「悪い悪い」

すっかり暗くなった病院の屋上。
気温もだいぶ下がり、コートや毛布があってもまだ寒い。
ストーブの近くは具合の悪い人優先ということで、上条や美琴らからは遠いところにある。

「天気予報では本日夜半から雪になるそうですし、大分冷えてきましたね、とミサカ10777号はお二人に温かなお茶を差し出します」

「ありがと。……それにしても、入院患者さんたちは同じ顔が何人もいて驚いたりしないのかなぁ?」

看護師たちに入り混じって、妹たちは毛布や温かいお茶を配ったりとその手伝いをしている。
当然、複数が同時にいるところはばっちり見られているはずなのだが。

「患者さんたちの間では、『五つ子の研修生がいる』というように思われているようです。
 実際問題年なんて言わなければ数歳程度は『童顔』で通ります、とミサカ10777号は抜け道をこっそり囁きます」

「……ずいぶんな綱渡りしてねぇか、お前たち」

医師法だのなんだのにひっかかったりしないのだろうかとは思うが、冥土帰しの指導の下ならその辺りの分別はつけてくれているだろう。



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