過去ログ - テッラ「『光の処刑』が完成しました。」
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801:1[sagesaga]
2011/09/04(日) 22:19:42.28 ID:P7mOVzLAO

ただの人捜し。確かにアテはなかった。あれを断れば闇雲に捜す事となっただろう。
だがそれでも、こんなリスクを負うのなら闇雲に捜した方がマシである。
闇雲に捜すという事は、別段その人物が見つからない訳ではない。むしろ偶然パッタリ、なんてよく聞く話だ。

だが、それもこれも全て分かっても、
テッラはそれをしない。

さっきの時。いや、もしかしたら最初からかもしれない。
テッラは『神の右席』としての「利用される」という憤慨さも持ち合わせながら、
『左方のテッラ』としての、今の現状への開放感に近いものを味わっていた。



即ち、目の前の異教徒を叩き潰すという快感を。



テッラ「くくっ…ははははは……。私は…やっぱり…そういう人間なんですかねー……」

故に、笑う。
自身の芯を。真を。心を。身を。神を。
少しは、自分も丸くなったと思っていた。
あの「警備員」と話し、姉妹と話し、異教徒共にトドメを刺さずに去って…
自分も丸くなった、と思っていた。

だが、変わらなかった。

あの時と。
粛正されたあの時と。
何も。何も。
笑いが、こみ上げる。



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