過去ログ - テッラ「『光の処刑』が完成しました。」
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803:1[sagesaga]
2011/09/04(日) 22:33:07.83 ID:P7mOVzLAO

テッラ「なっーーーー!?」

唐突に訪れた衝撃。
テッラの右側から放たれたと思われるソレは、慣性の法則に従ってテッラの身体を吹き飛ばす。

テッラ(何がーーーー!?)

先刻眺めていたビル側へと、地面を擦るようにして飛ばされたテッラは、そこで左肩に穿たれた赤黒い穴と、己の耳に飛び込んできた決定的な『ソレ』で、自分が何をされたのかを理解した。


ッターーン……


テッラ(音がーー後から!?)


テッラ「ーーーっ!? 狙撃かっ!?」


片口に空いた穴、対象が見えない内での突然の襲撃、襲撃の後から追って聞こえた音。
間違い無く、これは狙撃だった。

戦慄が走る。

テッラ(まずっーーー!?)

肩口から流れ出る赤い液体と共に、遅れてやってきた激痛。
まるで肩がもぎ取られたかのような熱さ。
しかし、そんな灼熱に溺れもがく暇もなく、テッラは転がり土まみれになった身体に鞭をうち、目の前のビルの柱の影へと身を踊らせる。
土埃を巻き上げながら、転がり込むように柱の影へと隠れるテッラ。

ーーチュンッ

と、今し方テッラのいた場所に衝撃が走った。

正に間一髪。

あと少し遅ければ、綺麗な華が咲いたかもしれない程それは刹那の刻みだった。


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