過去ログ - テッラ「『光の処刑』が完成しました。」
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809:1[sagesaga]
2011/09/04(日) 22:59:13.05 ID:P7mOVzLAO

ステファニー・ゴージャスパレス。
それがこの女の名前だ。
整った容姿。長身の肢体。
まるでモデルのような女性だが、これでも砂皿緻密の同業者である。
今回雇われている『スクール』の任務でこの場所に訪れていた砂皿だったが、たまたま日本に来ていたこのステファニー・ゴージャスパレスが、何の目的か知らないが砂皿と一緒に任務に行きたいなどとぬかしたのだ。

最初、砂皿は断固として断ったのだが、あまりにもステファニーがうるさくしつこかったので、最終的に砂皿が折れる形で渋々承諾したのだったが、
そんな彼女の言葉を受け、ゆっくりと顔をむける。

砂皿「……違う狙撃ポイントに行く」

ステファニー「えぇ!? 砂皿さんが一撃で仕留められなかったんですか!?」

砂皿「………」

ステファニーの言葉を受けきまりが悪そうに視線を外す砂皿だったが、ステファニーはその様子を見て、弁解しながら自分のバックを漁りだした。

ステファニー「あ、いえ、別に責めてるとかイヤミだとかそういう訳じゃなくてですね、砂皿さんが仕留め損なうなんて初めて見たなーって思いまして」ゴソゴソ

砂皿「……そうか?」

そもそもそこまで一緒に任務をこなす仲だったか?と思う砂皿だったが、敢えてそれは言及せずに相槌をうつ。

ステファニー「そうですよ。砂皿さんって、こう、凄腕スナイパー!!って感じじゃないですか」ゴソゴソ

砂皿「そうでもないと思うが……」

適当な相槌をうちながら、しかしその目線はステファニーが組み立てていくソレから目を離せなかった。
嫌な予感的な意味で。

砂皿「……というか、さっきから何をしている?」

ステファニー「でも、そんな標的に隠れられた位でわざわざ場所を変える必要ありますかね?」

砂皿「……」

ステファニーが自分の質問に答えず、何か筒上なものを組み立て始めた時点で最早何が始まるか分かっていた砂皿は、僅かな希望を抱きながらステファニーの言葉を待った。
これはプラモデルです。とか、なんとなく今調整したくなったんです。とか、
そんな期待を砂皿は抱き……

ステファニー「標的が隠れたら……」ガシャン

砂皿「………」



ステファニー「それごと壊しちゃえばいいんですよ☆」



砂皿「………」

そして砕かれた。


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