過去ログ - テッラ「『光の処刑』が完成しました。」
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822:1[sagesaga]
2011/09/29(木) 00:41:29.79 ID:ZokbPMWAO

踵を返すようにして、また歩き始めようとする白銀に対して、麦野は一瞬指をピクリと動かしたが、まるで考え直したかのように舌打ちしながら頭を右に振ると、白銀の隣に並んで歩き始めた。

対して白銀は麦野をチラリと一瞥すると、また何も言わずに歩きだした。


スタスタ…

スタスタ…

スタスタ…


程ほどの距離を歩いた後、白銀が口を開く。


???「私のデータは伝わっているんだろう?」


麦野の顔を見ずに、前を向きながら業務連絡を確認するかのように淡々と話す白銀に対して、麦野も同様に返事を返す。


麦野「あんたが今着ている「それ」のデータならね。『あいつ』とやり合う時の作戦としては、あんたの「それ」が要なんでしょ」


麦野が話すのもまた、淡々とした伝達された情報だけであった。
そこには何の淀みもなく、手詰まりもない。


だが、白銀は意外にもその言葉に苛立ちながら言葉を返した。


???「データを読んでないのか?私のは「それ」ではなく「MMPS−o」と表記してあっただろう」

麦野「…はぁ?」


今までの雰囲気からは想像出来ない程、急に感情的でどうでもいいような発言に、思わず麦野は白銀の方へと顔を向けた。


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