過去ログ - 紬「タックマン?」
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87:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(京都府)[sage saga]
2011/03/22(火) 05:25:53.84 ID:A0O8EXjso
梓「ダメです!」

紬「梓ちゃん?」

梓「ダメです……ムギ先輩、とっても優しいじゃないですか。だからいろんな気を使って、遠慮して、そうやって傷ついていくんです。でも、そんなの、ダメです……」

唯「あずにゃーん」

唯が梓を後ろからふわりと抱きしめた。

唯「あずにゃんは良い子だねぇ、よしよし」

梓「もう、唯先輩。茶化さないでください」

唯「でもね、ムギちゃん。私もあずにゃんと同じ気持ちだよ。ムギちゃんは、ムギちゃんだもん」

紬「私は、私?」

唯「本当のムギちゃんは、そこにいる。そこにしかいないよ。だからムギちゃんが、本当の自分がどこにいるか迷うことなんてないんだよ。ムギちゃんの全部ひっくるめてムギちゃんで、私は――私たちは、そんなムギちゃんが大好き!」

紬「唯ちゃん……」

澪「私もだ。ムギ、人は誰かに対して嫌いな部分や好きな部分があると思う。でも、どんな面を持っていても、ムギが私たちにくれた幸せは変わらない」

律「ムギがけいおん部に入ってくれて、嬉しかった。たくさんの幸せを運んできてくれたんだ」

梓「ムギ先輩……。ムギ先輩は、優しいムギ先輩です」

紬「でも、そうやってみんなが優しくするから、だから私は……!」

梓「だって、その優しさは、なによりもまずムギ先輩が私たちにくれたものだから」

紬「……!」

梓「ムギ先輩はきっと自分の本当の姿を嫌って欲しいって思ってるんですよね。でも、本当の姿なんて元々、ないんです。ムギ先輩はムギ先輩で、可愛くて、ちょっと不思議なムギ先輩のままで」

唯「だから、ムギちゃんは気にしなくていいよ。ムギちゃんの貫き通したいことをやって」

紬「みんな……やめて……私に優しい言葉をかけないで……そんなの、辛いだけだよ……」


私は、本当の私は――


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