過去ログ - 紬「タックマン?」
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88:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(京都府)[sage saga]
2011/03/22(火) 05:26:20.73 ID:A0O8EXjso
日本 琴吹邸


紬「――私は!!」

そこはよく見知った天井だった。自分の部屋だ。
紬は荒く息を吐く。全身が痛む。そうか、夢じゃなかった。

紬「私、負けたのね」

斉藤「お嬢様、お目覚めになられましたか」

紬が目覚めたのを察知したらしい斉藤が扉をあけ、駆け寄ってくる。

紬「斉藤、どのくらい寝てた?」

斉藤「三日でございます」

紬「そう……」

ずきずきと、まだ身体は痛む。全員の肉は切れ、骨は砕けているだろう。
黄金に、勝てなかった。勝てなかったのだ。その事実をまざまざとつきつけられる。

紬「斉藤、あなたがここまで?」

斉藤「いえ、それは……」

憂「私です、紬さん」

扉の前に立っていたのは、憂だった。

紬「憂ちゃん……?」

斉藤「平沢様が、お嬢様をここまでお連れになり、毎日ここに来て様子を見てくださっていたのです」

紬「どうして、憂ちゃんが?」

憂「紬さん……」

その瞬間、憂の姿が消えた、と思った時には憂の姿は紬の目の前にあった。

紬「その力は……」

憂「私、変異種なんです」

紬「えっ……。まだ、夢を見ているのかしら」

憂「夢じゃありません。私は確かに変異種です。そして――」

???「――唯も、ね」

憂の後ろから現われたのは、眼鏡をかけたショートヘアの利発そうな少女。

紬「和ちゃん!?」

和「久しぶりね、ムギ」


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