98:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(京都府)[sage saga]
2011/03/22(火) 05:32:09.79 ID:A0O8EXjso
日本 琴吹邸
紬「……」
放送ジャックが終わった。紬は放送の間、言葉を発することができなかった。
黄金は琴吹ビルを乗っ取り、その屋上で何かを行うことで律を覚醒させようとしている。
斉藤「あの銅像はお嬢様がこの街をお去りになった間に、旦那様に救われた皆様が感謝を込めて作り上げたものです」
紬「……斉藤」
斉藤「なんでしょう、お嬢様」
紬「私、傷も治っていないし、そもそもただの人間だわ。きっと、行っても勝つことはできないでしょうね」
斉藤「はい。私も同意見です」
紬「斉藤、あなたは私を止める?」
斉藤「はい。それはもう、お嬢様が死んでは何もかもが終わりです」
紬「そう、ありがとう……。私、行ってくるわ」
斉藤「行ってらっしゃいませ。私は、私たちは、いつでもお嬢様の帰りをお待ちしております。いつでも、いつまでも」
紬「帰ったら、おいしい紅茶を期待しているわ」
斉藤「もう、お嬢様のほうがお上手では?」
紬「まだまだ、教わってないことばかりよ、斉藤。それを知るまで、きっと死ねないわ」
斉藤「ならば取っておきの技を今度伝授しましょう」
紬「楽しみにしてるわよ、斉藤……。さよなら」
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