20: ◆INjIt6nmxE[sage]
2011/03/20(日) 22:09:01.74 ID:K1QSspJ60
「ところで、唯。今日の新聞見た?」
「へ? テレビ欄は見たけど……」
21: ◆INjIt6nmxE[sage]
2011/03/20(日) 22:11:32.48 ID:K1QSspJ60
───
あれから数日。
唯は珍しく自分で合宿の準備をしていた。
22: ◆INjIt6nmxE[sage]
2011/03/20(日) 22:14:39.35 ID:K1QSspJ60
黒い煙が夜空を覆い、その中をキラキラと光る何かが飛んでいる。だが、それもぱっと小さな火花のように散っていく。
暑さのせいだけではない汗が、唯の体を濡らしていくのがわかった。
「住民の皆さんは至急、避難をお願いします! 住民の皆さんは! 至急、避難をお願いします!」
23: ◆INjIt6nmxE[sage]
2011/03/20(日) 22:16:35.20 ID:K1QSspJ60
「……」
誰も話さない。
だが、時々足元を揺らす轟音が嫌な声を漏らさせる。
24: ◆INjIt6nmxE[sage]
2011/03/20(日) 22:22:59.86 ID:K1QSspJ60
───
「……あぁ……! ……おおぉ!」
「っ!?」
25: ◆INjIt6nmxE[sage]
2011/03/20(日) 22:25:22.07 ID:K1QSspJ60
とりあえず今日はここまでです
そろそろイデオンを出せると思うのですが……
26: ◆INjIt6nmxE[sage]
2011/03/24(木) 18:54:31.06 ID:FFZDvRtY0
戦場となってしまった町から命からがら逃げ出して、唯達は桜が丘高校へたどり着いた。
校舎はどこもかしこも人であふれ、各教室では生徒の点呼が行われていた。
唯達も教室で点呼を終えて、講堂で待機することになった。
27: ◆INjIt6nmxE[sage]
2011/03/24(木) 18:55:39.72 ID:FFZDvRtY0
涙を拭って一息つくと、きれいな黒髪が目に入った。
「……あずにゃん!?」
「唯……」
28: ◆INjIt6nmxE[sage]
2011/03/24(木) 19:00:18.39 ID:FFZDvRtY0
「まさか……! みなさん、伏せて!」
梓が叫んだ途端、激しい地響きが起こる。
「うわあぁ! な、何!?」
29: ◆INjIt6nmxE[sage]
2011/03/24(木) 20:04:55.25 ID:FFZDvRtY0
───
桜が丘高校が謎の空間に飛ばされてから数時間。
30: ◆INjIt6nmxE[sage]
2011/03/24(木) 20:07:06.24 ID:FFZDvRtY0
「ねぇ……、あずにゃんは一体……」
何者なの?
その一言が口の中で止まる。唯の中で、これ以上進むと何かが壊れてしまう気がしたのだ。
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