過去ログ - 「――――心に、じゃないのかな?」<br>
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956: ◆v2TDmACLlM[saga]
2011/09/20(火) 05:07:06.47 ID:xWIJga+F0



神裂「……そうですね」

神裂がゆっくりと顔を伏せる。インデックスの姿をまともに直視できなかった。

神裂「もはや、彼にはどうしようもない域まで来てしまった」

神裂「例え――魔術師を倒しても、聖人に勝ち得ても、彼に世界を救う程の力があるとは私は思いません」

ステイル「なんの特別も無い人間には、せいぜいそこらが限界だろう。
     ……聖人に打ち勝った時点で相当常識から逸脱した存在だけどね」

神裂「しかし、もう抗う事さえ許されない」

ステイル「…………」

ゆっくりと、ステイルがインデックスの眠るベッドに近づき、その頬に触れる。
いつも着ていた修道服は今は棚の上。彼女を包むのは簡素な入院着だ。
さらさらとした銀髪は、昔触った時と同じで、その感触が懐かしさを甦らせる。

同時に甦るのは、少年の言葉。

  『俺はインデックスを助けたい。お前らも、そうだったんだろ』

少年の、眼。

ステイル「…………」



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