過去ログ - 一方通行「俺が一生オマエの面倒見てやる」番外個体「……うん」
1- 20
17: ◆jPpg5.obl6[sage saga]
2011/03/19(土) 19:18:24.05 ID:H8ixk1I90

一方通行は怪訝な顔を隣りに向ける。この少女が人見知りだと認識した覚えはないからだ。

「何緊張してンだオマエ……」

「う、うるさいなあ! 別に緊張とかしてないし!」

この僅かな二人のやりとりだけで黄泉川は確信できた。「何の心配も要らなそうだ」と。
彼等若者同士の間を纏っている空気が何とも微笑ましい。

「まぁまぁ、とにかく二人とも上がりな。もうすぐ夕飯できるから奥であいつらの相手してて
 くれると助かるよ」

「はァ……?」

「おっ、お邪魔しまーす」

露骨に顔を顰める一方通行とやはり未だ遠慮が消えない番外個体の二人は黄泉川に連れられて
リビングへ。相変わらずといった部屋の見取りに一方通行の表情が感慨耽る。
が、そこでは小規模な戦争が勃発していた。さっき抱いたばかりの疑問が早くも解消される。


「――――このっ! このっ! ってミサカはミサカはとっておきのコンボネーションで起死
     回生を狙ってみたり!」


ふと、一方通行は中央に座り込む二つの見知った頭に着目する。
同時に和やかさを秘めていた心は一気に愕然へと近づく。


「――――ふふ、甘いわね。そこからの切り替えしは既に構築できているのよ」


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
1002Res/735.37 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice