過去ログ - フィアンマ「これがあの男が命を懸けて救った世界、か」
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132:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県)[sage saga]
2011/06/06(月) 02:21:32.25 ID:E48WuV4go

「むう、なにやらお父様も本気のようですわね。自分のガキ相手にここまでの戦力を向けますか普通」

「お前全然普通じゃないしな。お父様に同情するよ」

「そんなに褒めても鉛弾と手榴弾しか出ませんことよ?」

「褒めてないし照れんでいいし出さんでいい」

 物騒なもの達を取り出そうとする少女を押しとどめ、フィアンマは嘆息する。
 力押しで突破するのは正直厳しいだろう。数が多すぎる上に散らばりすぎている。
 或いは魔術を使えば不可能では無いだろうが、そこまで派手に魔術を使うのは躊躇われる。
 その上、彼にはもう一つの懸念がある。

(あの聖人……一旦は撒いたが、諦めたとは思えん)

 先は少女の身の安全を優先して半ば戦闘を放棄してきたが、はいそうですかと諦めてくれるとも思えない。
 よって再び交戦することになる可能性は高いので、少女を近くに置いておくのは危険極まりない。
 だが現状、あの黒服を片付けないことには彼女の身の安全は確保できない。
 見事なまでに堂々巡りである。




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