過去ログ - フィアンマ「これがあの男が命を懸けて救った世界、か」
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134:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県)[sage saga]
2011/06/06(月) 02:24:12.69 ID:E48WuV4go



「……」

 魔術師の目がスッと細まる。
 振り返ってまたポカンとする少女を押しのけて、フィアンマは魔術師に向き合う。

「先ほどの露出女ですわね? 同じ女として言わせて貰いますが、貴方のその格好は慎みが足りませんわ!」

「同意するが黙れ。話を複雑にするな」

 場違いにもビシィ! と指差して叫ぶ少女を左手で制し、フィアンマは庇うように更に一歩を踏み出す。
 敵意を漲らせる魔術師を真っ直ぐ見据えて強い口調で、しかし敵意を返すことはせずに彼は言う。

「待て。この女は魔術とは無関係だ、一般人を巻き込むのはそちらとて不本意だろう」

「……今まさにこちらに銃口を向けている少女が、一般人だと?」

「お前もう本当に頼むから余計なことするな」

「それで? ここは見逃してくれとでも言うつもりですか?」

 冷淡且つ事務的に魔術師は述べる。射抜くような視線をフィアンマに向ける。
 彼はそれを全て受け止めた上で、真っ直ぐな目線を返す。




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