過去ログ - フィアンマ「これがあの男が命を懸けて救った世界、か」
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176:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県)[sage saga]
2011/07/01(金) 01:44:51.62 ID:8PS7pdgco

「霊装、ねえ」

「おっと、見くびってもらっちゃあ困るぜ? こちとら古今東西から一級品の霊装を集めてんだからな」

 おっしゃ着いて来い、と強引に促す老人の後を追って、フィアンマも立ち上がる。
 そのまま部屋を出て霊装の保管庫へと向かう途中で、食事を運んで来た青年らとすれ違った。

「あら、どうしたの?」

「ちょっとコイツに霊装を見繕ってやろうと思ってな」

「なるほど。見当は付けているんですか?」

「うーむ、そういえば特に決めてなかったなぁ。何か希望とかあるか?」

「何があるかも分からんのに希望を問われてもな」

 ふむ、と青年は宙を仰いで一考して、女性と顔を見合わせる。
 それから老人の方へと視線を移して、口を開いた。

「例の傭兵に渡したのはアスカロンでしたよね」

「おお、そうだな。あれほどの一品はもう無いぞ」

「そんなものを渡されても困るが」

「とても大きな剣だったかしら。確かに置く場所には困りそうだわ」

「いやまず普通に持てないと思うんだけれど」



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