過去ログ - フィアンマ「これがあの男が命を懸けて救った世界、か」
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179:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県)[sage saga]
2011/07/01(金) 01:48:04.08 ID:8PS7pdgco





以下略



180:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県)[sage saga]
2011/07/01(金) 01:49:16.88 ID:8PS7pdgco



「どうしたんですか、こんな夜中に」

以下略



181:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県)[sage saga]
2011/07/01(金) 01:49:58.09 ID:8PS7pdgco

 フィアンマは笑った。滲ませるのは自嘲。
 こんなことを言っても仕方が無いというのは、彼自身百も承知だ。
 だが、それでも呑み込めない違和感がある。

以下略



182:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県)[sage saga]
2011/07/01(金) 01:50:35.57 ID:8PS7pdgco

 夜空に視線を投げて、青年も笑う。

「僕も、少し経験ありますよ。その違和感、というよりは罪悪感でしょうか?」

以下略



183:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県)[sage saga]
2011/07/01(金) 01:51:35.90 ID:8PS7pdgco

 それは、彼がまだ幼く弱い少年だった頃の出来事。
 圧倒的な絶望が少女を呑み込み、少年は剣を手放した。

「その時にね、僕は一度絶望してしまったんですよ。僕には無理だって、彼女を見捨てようとした」
以下略



184:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県)[sage saga]
2011/07/01(金) 01:52:18.15 ID:8PS7pdgco

 そしたらなんて答えたと思います? と青年は呟くように言った。
 その時のことを、彼は今でもはっきり覚えている。
 その時の少女の笑みを、彼は今でも鮮明に思い出せる。

以下略



185:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県)[sage saga]
2011/07/01(金) 01:52:55.72 ID:8PS7pdgco

「だってそうでしょう? 結局はそれしか無いんです。自分を納得させるには、ね」

「そんな話ではないだろう」

以下略



186:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県)[sage saga]
2011/07/01(金) 01:54:20.64 ID:8PS7pdgco

「だからきっと、欲望はさっさと解き放った方が良いんでしょう。抱くべきは結果と幼児くらいのもの」

 歩みを止めた青年は、フィアンマをゆっくりと振り返る。
 その姿に、自らが歩んできた道のりへの自信を湛えて。
以下略



187:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県)[sage saga]
2011/07/01(金) 01:55:10.62 ID:8PS7pdgco

「って、すみません。なんだか説教みたいになってしまいましたね」

「……いや、それなりに面白い話だった」

以下略



188:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県)[sage]
2011/07/01(金) 01:57:38.83 ID:8PS7pdgco
こんな感じで一つ
16巻とか22巻とかに出てきた人たちです

次も出来るだけ急ぎますが、ご覧の通りなのでゆっくり待ってて貰えれば


189:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[sage]
2011/07/01(金) 02:41:15.34 ID:Jfy6IHbQ0
乙 右方さんの霊装に期待


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