過去ログ - フィアンマ「これがあの男が命を懸けて救った世界、か」
1- 20
232:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県)[sage saga]
2011/08/26(金) 23:22:55.89 ID:QED9L2bao

 そこで彼はフィアンマを見、気付く。
 その顔に浮かぶ笑みが、凶悪なものへ変化していることに。

「下がる必要は」

 フィアンマは、カーテナを振るう。
 右の肩辺り、本来彼の右腕があったところから大きく弧を描くように。

「無い」

 カーテナ=レプリカから莫大な閃光が解放された。
 その閃光はカーテナの軌道通りに周囲へ拡散し、集まってきていた全ての『木馬の船』に殺到する。
 辺りにあった『木馬の船』は、三十を越えていた。
 そして、その閃光が収束した後にその形を保っているものは存在しなかった。
 ただの一撃で、全ての巨大霊装は粉々に打ち砕かれた。

「……な」

「……すごい」

 口を開けて呆ける二人。
 その傍らでフィアンマは、

「……まあ、所詮はこんなものか」

 今にも砕け散らんばかりにビリビリと震えるカーテナ=レプリカを見て、不満げに呟く。




<<前のレス[*]次のレス[#]>>
414Res/270.92 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice