過去ログ - フィアンマ「これがあの男が命を懸けて救った世界、か」
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233:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県)[sage saga]
2011/08/26(金) 23:24:19.41 ID:QED9L2bao



「おお、嬢ちゃんも無事だったな。良かった良かった」

「……しっかし、結局人をこき使いやがって。これは高くつくぞ」

 仲間を引き連れて彼らの元へ駆け寄ってきた老人に、フィアンマは毒づく。
 応じた老人は笑って、フィアンマの背中をバシバシと叩いた。

「なんでい、カーテナやったんだからいいだろうが。細かいことは気にするんじゃねえ」

「レプリカ、だ。第一使い物になるよう調整したのも俺様だろうが」

「さっきの馬鹿みてえな閃光は噂の『右腕』のだろう? そこまで出来るようになんたんだから素直に喜べよ」

「もう一発撃ったら確実にこれが砕け散るがな。結局レプリカ程度では不完全な力すら収めきれないようだ」

 フィアンマはカーテナに視線を向ける。
 刀身の振動はだいぶ収まったが、この調子だと使用するには再びの調整が必要だろう。
 そもそもフィアンマの力は、カーテナ=オリジナルでさえ器には役者不足と言われたほどの莫大なものだ。
 右腕を失ったことでそれは欠けてしまったものの、やはりたかがレプリカでは器には足りないということか。

「まあ贅沢言うな。ほらほら、皆無事なんだから良かった良かった!」

「……都合の良いジジイだ」

「まあまあ」




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