過去ログ - フィアンマ「これがあの男が命を懸けて救った世界、か」
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267:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県)[sage saga]
2011/10/04(火) 01:27:32.89 ID:VeVfGtm4o

そして彼らは、その組織の名を変えます。
『黎明』を外して、ただの『薄明かり』へ。

往く先の暗闇を照らすのは『黄金』の輝きでも夜明けの陽光などでもなく、自らの意志だと。
以下略



268:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県)[sage saga]
2011/10/04(火) 01:31:54.89 ID:VeVfGtm4o


「――今となっては集落の人間はおろか、薄明かりの人間にもそのことを知るものはいませんが」

 歌うように滑らかな口調で、青年は話を締めくくった。
以下略



269:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県)[sage saga]
2011/10/04(火) 01:33:57.48 ID:VeVfGtm4o

 フィアンマがそう言って彼を見やると、青年は虚を突かれたようにぽかんとしていた。
 そして、何がおかしいのか軽く笑う。
 そっかそっか、と、

以下略



270:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県)[sage saga]
2011/10/04(火) 01:36:24.65 ID:VeVfGtm4o

「古臭い非効率なやり方だ」

「そうだな。その土地を知らないと使えない方法だから、ここを離れてしまえば俺らは無力だ」

以下略



271:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県)[sage saga]
2011/10/04(火) 01:38:32.55 ID:VeVfGtm4o

「仮にも二千年と二十億人だからな。そうそう越えられんだろう」

「自慢か?」

以下略



272:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県)[sage saga]
2011/10/04(火) 01:41:36.14 ID:VeVfGtm4o

「言ったろ、捨てられないんだって」

 言った青年は、シンプルに笑う。
 混ざり合って複雑になってしまったものを、当然と受け入れる笑み。
以下略



273:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県)[sage saga]
2011/10/04(火) 01:42:50.04 ID:VeVfGtm4o

「これで俺の話せることは全部かな。少しはお役に立てたかね?」

「……役立つも何も、な。まあ無益では無かったとだけ言っておこうか」

以下略



274:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県)[sage saga]
2011/10/04(火) 01:44:42.04 ID:VeVfGtm4o
ここまで

次もひと月くらいを目標に頑張ります


275:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(空)[sage]
2011/10/04(火) 02:02:08.74 ID:KWvh6oUj0
乙 なんだろう、言葉に表せない とにかく心の底から乙


276:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2011/10/04(火) 05:46:51.79 ID:T0MGzPASO
なんか本当にすごいな、すごすぎて言葉に表せない

超乙


277:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2011/10/04(火) 12:52:33.32 ID:CY8yssEI0
相変わらず引き込まれてしまうというか、見入ってしまうというか。
とにかく面白かった、超乙。
禁書SSの中で一番好きだわ。


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