過去ログ - フィアンマ「これがあの男が命を懸けて救った世界、か」
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376:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/03/17(日) 18:51:48.37 ID:lrtfG9Nzo


「いやぁぶっちゃけ助かりました、とミサカはサンドイッチを貪りもふ」

「……」

「今朝から何も食べて無くて空腹で死ぬところでした、とミサカは間髪いれずに次の一口をもぐぅ」

「……分かった。分かったから食い終わるまで喋らなくて良い」

 何か最近の彼は変なのに捕まる確率が上がってきている気がする。
 イタリアのオープンカフェで、フィアンマはうんざりした表情を浮かべた。
 彼女が食べ終わり紅茶を飲み干すのを待って、彼は口を開く。

「それで、ミサカで良いんだったか」

「正式にはミサカ17203号ですが、とミサカは今この場では割とどうでもいい訂正をします」

「あーはいはい17203号。で、金は置いていくからもう行っても良いか」

「ローマ正教にチクりますよ、とミサカは恐喝紛いの行為を続行します」

「いや紛いじゃねえよ」

 恐喝そのものである。
 そう、何故かこのミサカという人物はフィアンマのことを知っていたのである。
 そして適当に下山して人里を訪れたフィアンマを捕まえて脅して食事を奢らせるという暴挙に出たのだった。

「面倒な、一体どこで知ったんだか」

「世界中に散っている姉妹が色々情報を集めていまして、とミサカは漠然とした回答をします」

「それで、お前は俺様に何をさせたいんだ」

「なに、ただ少し世間話の相手になって欲しいだけですよ、とミサカはゲップ」




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