過去ログ - フィアンマ「これがあの男が命を懸けて救った世界、か」
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378:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/03/17(日) 18:56:51.86 ID:lrtfG9Nzo

「ちっ、この場所がばれたようですね、とミサカは舌打ちを繰り返しますちっっ」

「……そのいかれた科学者とやらか」

「そうなんですよ、とミサカは周囲を警戒しながらも愚痴、もとい事情説明を再開します」

 話は単純、そのいかれた科学者達が子供を誘拐していたから助けたら逆恨みされたらしい。
 因みにこの場ではどうでも良い話だが、その子供は『原石』と呼ばれる天然の超能力者であったとのこと。

「全く何が未来への翼ですか、とミサカはその胡散臭い翼をへし折り愚物に相応しい醜態を晒させてやると決意します」

「なんか俺様今右手があったらすごい力を発揮できそうなんだが」

「ミサカの知らない話は後にして下さい、とミサカは応戦準備を整えます」

 そして、間を置かずに『未来への翼』の科学者は姿を現した。
 白昼堂々銃器を携えるその姿は、なるほど確かにまともな連中とは言い難いだろう。

「むう、数が増えていますね、とミサカは余裕ぶっこいてたけどこれマズイなあと思っています」

 先ほど見せた動きから、17203号も只者ではないことは窺える。
 だが多勢に無勢だ、三十を越える武装した人間相手ではいささか分が悪いだろう。

「最低限あなたの身の安全は確保出来るよう頑張ってみますが、とミサカは」

「くだらん」

 フィアンマがいつの間にか手にしていたカーテナ=レプリカを一閃した。
 追って残骸物質が宙に現れ、連中を打ち据えるようにボロボロとこぼれ落ちる。
 なんとも杜撰な一撃で連中は壊滅した。




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