過去ログ - フィアンマ「これがあの男が命を懸けて救った世界、か」
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65:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県)[sage saga]
2011/04/16(土) 23:32:27.05 ID:jsJ9EfJ90




「あんなものハッタリに決まっているだろう」

「マジかよ」

 改めて少女を連れて医者のところへと向かう途中で、当然のようにフィアンマは言う。
 しかし実際にその炎を目の当たりにした二人は納得がいかない。

「や、でもあんだけ炎出てたじゃん!」

「だからアレはハリボテだ。見た目がメインでオプションに熱風」

「マジかよ!」

「そもそもルーン魔術など俺様の専門では無いんだ、当たり前だろうに」

「開き直ってんじゃねえよ!」

「よくもまああれだけ自信満々にハッタリかませるな……」

 げんなりしながらの少年の問いに、フィアンマはハッと吐き捨てるように笑って、

「家畜以下と真剣に戦うなんぞ、末代までの恥だろうが」

「うっわぁ……」

「さすが一人称が『俺様』なだけのことはあるな、アンタ」

 そんな軽口を叩きあいながらも、やがて彼らは大通りに出た。
 路地裏のような淀んだ雰囲気は無い、明るい道。
 三人(と背負われた一人)は、そこで立ち止まる。



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