過去ログ - 女「君は、音楽の魔法を信じるかい?」
1- 20
42:つづき[sage]
2011/03/28(月) 00:55:08.90 ID:SY06P/910
投下を再開します。


43: ◆ZoaEhxgi7I[sage]
2011/03/28(月) 00:56:19.19 ID:SY06P/910

3 孤独な“青年”は、待ち続ける


44:“青年”の世界 ◆ZoaEhxgi7I[sage]
2011/03/28(月) 00:57:47.38 ID:SY06P/910

時刻は午後9時11分。

駅の改札や出入り口では、家路を急ぐ人の流れで満たされていた。

以下略



45:“青年”の世界 ◆ZoaEhxgi7I[sage]
2011/03/28(月) 00:58:46.43 ID:SY06P/910

灰色のコートを羽織った、鋭い目つきのこの青年。端的にいえば普通の人間ではない。

普通の定義はままあれど、見た目は変わらないけれど、彼は明らかに違う。

以下略



46:“青年”の世界 ◆ZoaEhxgi7I[sage]
2011/03/28(月) 00:59:36.22 ID:SY06P/910

生まれついて、裏社会の住人だったものは少ない。

この青年も然り。彼はもともと裕福な家庭の出身だった。

以下略



47:“青年”の世界 ◆ZoaEhxgi7I[sage]
2011/03/28(月) 01:00:40.05 ID:SY06P/910

その当時、青年は15歳。

彼の手元にあったのは隠し口座の通帳と印鑑、そして家族の遺骨・遺灰。

以下略



48:“青年”の世界 ◆ZoaEhxgi7I[sage]
2011/03/28(月) 01:01:46.48 ID:SY06P/910

無論、日本は法治国家である。どんな事情があろうと人を傷つけてはならない。


当然青年は警察組織に追われ、年齢からして保護されるはずだった、が、
以下略



49:“青年”の世界 ◆ZoaEhxgi7I[sage]
2011/03/28(月) 01:02:35.14 ID:SY06P/910

裏社会の人間、いわゆる無法者は社会の決まりは無視するが、仲間同士の結束は強い。

法で守られない無法者が、唯一頼れるものが己の暴力。そして何よりも仲間だからだ。

以下略



50:“青年”の世界 ◆ZoaEhxgi7I[sage]
2011/03/28(月) 01:06:15.43 ID:SY06P/910

青年と、青年と年の近い仲間たちは、無法者といえど、

普段は年相応の学生と変わりなく、各自が好きな曲を教え合ったり、

以下略



51:“青年”の世界 ◆ZoaEhxgi7I[sage]
2011/03/28(月) 01:07:17.22 ID:SY06P/910
しかし、もちろんそれは青年たちにとっての話だ。

暗殺者と、それにつるむような無法者は、一般人にとっては恐ろしい存在でしかない。

またそれは、別の無法者たちにとっても同様である……
以下略



52:“青年”の世界 ◆ZoaEhxgi7I[sage]
2011/03/28(月) 01:10:06.91 ID:SY06P/910

そうして、

駅“西口”で佇んで、着の身着のままの逃亡生活をするのがこの青年。

以下略



114Res/45.70 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice