過去ログ - 美琴「私が一万人以上殺した、殺人者でも?」
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908: ◆MDOfmX8bYE[saga sage]
2012/03/27(火) 02:28:47.78 ID:+HUwLvgzo


 静かな風が吹いている。
 短い薄茶の髪に頬を撫でられながら、御坂美琴はぼんやりと遙か下方の水面を眺めていた。
 見るものが見ればそれはまるで自殺願望者とでも思うだろう、生気のない瞳。
以下略



909:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)[saga sage]
2012/03/27(火) 02:34:38.47 ID:+HUwLvgzo


 欄干にもたれ掛かりながら呟く彼女の言葉は、過去の自分からこぼれ出た嘆きであり、現在の自分の心に渦巻く叫びでもあった。

 目の前で苦しむ人を助けたいという思いを踏みにじられた、どうにかして自分の力で救い出したかったけど、どうにもならなかった過去と。
以下略



910:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)[saga sage]
2012/03/27(火) 02:36:07.53 ID:+HUwLvgzo




 だから、少女には最初それが何か理解できなかった。
以下略



911:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)[saga sage]
2012/03/27(火) 02:37:46.41 ID:+HUwLvgzo


 少女は呆然と立ち尽くし、目の前の何かを眺め続けていた。


以下略



912:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)[saga sage]
2012/03/27(火) 02:41:18.00 ID:+HUwLvgzo


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913:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)[saga sage]
2012/03/27(火) 02:43:42.49 ID:+HUwLvgzo


「は、はぁ? ……、な、何をよ?」


以下略



914:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)[saga sage]
2012/03/27(火) 02:46:30.21 ID:+HUwLvgzo


「……、……ッ!」


以下略



915:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)[saga sage]
2012/03/27(火) 02:47:50.59 ID:+HUwLvgzo


 少女の言葉に、妹達は顔を見合わせた。
 そして、互いの服が擦り切れ、所々焦げ跡さえ残し、また互いの顔や手足が埃や汚れ、細かい火傷や擦り傷だらけである事に気付く。
 どうやら、先程激しく迸る紫電を無理やり抑え付けている時に、抑え切れなかった電撃と暴風でいつの間にか負傷していたのだと、今更ながら認識する。
以下略



916:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)[saga sage]
2012/03/27(火) 02:48:59.37 ID:+HUwLvgzo


「確かにお姉様はお節介にも頼んでも居ないのに私達が粛々と遂行していた実験を体を張って止めてくれやがりました」

 と、一六四九九号がわざとらしい溜め息を吐いて言った。
以下略



917:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)[saga sage]
2012/03/27(火) 02:49:44.99 ID:+HUwLvgzo





以下略



918:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)[saga sage]
2012/03/27(火) 02:51:10.29 ID:+HUwLvgzo



「――――――――、ッ」

以下略



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