過去ログ - ミサカ「いただきます、だよ!」
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43:1[saga]
2011/04/10(日) 00:32:41.65 ID:1jkneDFAO
それは少年には明る過ぎて、思わず目を背ける。
が、彼女は少年の手を取り、真っ直ぐに見つめて言ったのだ。

亜弥「ボク、御坂亜弥!キミのお名前は?」

介旅「……介旅。介旅初矢」

亜弥「初矢……初矢……」

介旅「?」

亜弥「いい名前だね、初矢!」

ニッコリと笑いかけてくる彼女は、少年の心を少しだけマシにしたようで。

介旅「……どうも」

亜弥「どういたしましてー!……ねね、初矢くんはこれから用事あるのかな?」

天然なのだろうが、完璧なタイミング、角度、光の反射具合の上目遣いだった。
それは少年の思考を若干フリーズさせ、言葉を選ぶ領域を占有する。

介旅「い、や。特、に?」

亜弥「それじゃ――」

彼女は少年の手をひっ掴み。

亜弥「遊びにレッツゴー!!」

介旅「――ほぅわぁぁぁぁぁ!?」

そして拉致されたのだった。

セブンスミストまで引っ張られ、漸く理由を聞いた少年が得た解は、

亜弥「だってボクらおともだちになったよ?」

というもので。
ここに至って漸く少年は頭を抱える事になったのであった。


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