45:1[saga]
2011/04/10(日) 00:53:21.76 ID:1jkneDFAO
――――
亜弥「んゆー……」
介旅「……また金が出来たら買いに来たらいいと思うんだが」
トボトボと彼女はセブンスミストから帰り道を辿っていた。
少年も、何とはなしに着いてきている。
亜弥「ボクあんまりお金無いのよー……」
介旅「……奨学金があるだろ。もしかして低レベルか?」
亜弥「うん。ボクは『電撃使い』のレベル0らしいよー。初矢くんは?」
しかし、少年から返事は来ない。
ただ、呆然としていた。
介旅「レベル、0……か。そっか」
亜弥「?」
介旅「いや、何でもない。僕は『量子変速』のレベル2だ」
亜弥「おぉっ、凄い!」
その『凄い』も、心からの言葉で、またそれを少年も感じた。
くつくつと自嘲の笑いが少年の口から零れる。
介旅「そんな、立派なものじゃない。あんな風に絡まれても自衛すら出来ないし」
亜弥「そんな事ないよー!初矢くん凄い!」
そう言って、彼女は首を傾げた。
亜弥「ところで、しんくろとろんって何?」
知らないのかよ。
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