74:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2011/04/02(土) 21:49:57.15 ID:rVhEFPKqo
それは>>1次第じゃないスかね
蛇足だと思うなら要らないだろうし、依頼出せばいい
後日談読めれるならそれに越したことないけど
75:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新潟・東北)[sage]
2011/04/02(土) 21:58:21.45 ID:EucgsplAO
乙
春野か夏原視点の話も読んでみたいとか思ったのでした
76:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2011/04/02(土) 22:34:01.51 ID:OavlxGGDO
乙
77:>>1[saga]
2011/04/03(日) 22:59:57.24 ID:hebi0UqT0
では投下します。
78:>>1[saga]
2011/04/03(日) 23:04:28.89 ID:hebi0UqT0
翌日。
今日で製作自体は終わりそうだ、と夏原と春野さんに伝えると、そういうことなら帰ると夏原はわざわざ課題をもらって帰ると言い出した。
それに同調するように、春野さんもそれなら完成したら先生と一緒に印刷所にいくから、生徒会室に着て、と生徒会に向かっていった。
たぶんどちらかの働きかけで僕と冬森さんを二人きりにするよう図ったのかもしれない。本当に、面白がってるんだからなぁ。
まぁ、とりあえず描くことには変わり無い。気を取り直していこう。
79:>>1[saga]
2011/04/03(日) 23:07:01.86 ID:hebi0UqT0
「好評だったら次回作もできたらいいね。案外部員だって増えるかもしれない。そしたら出す絵本の種類も増えるかもしれない」
「うーん。そうだとしても、こんな風に少人数でやるのが気が楽でいいと思いますよ」
「まぁそれだけ人間関係での摩擦の機会が増えることだしね」
僕が女の子嫌いになったのも言わば小さな摩擦が原因だ。火は一度ついたら瞬く間に大火になる。
80:>>1[saga]
2011/04/03(日) 23:09:05.99 ID:hebi0UqT0
正解だったらしい。案外アドリブでもなんとかなるものだ。
「このお弁当の見た目がいいしね。じゃ、いただこうかな」
用意された箸も何やらちゃんとした、というか立派なものだった。
81:>>1[saga]
2011/04/03(日) 23:15:10.39 ID:hebi0UqT0
気がつけば教室は琥珀色に仕上がっていた。色合いが変化したような気がしてあたりを見回せばこの様、ということである。
思えば随分と集中してできたものだ。お陰で絵は完成。我ながら良い出来だ。これなら冬森さんのお話に見劣りはしない。
時計は17時過ぎを示していた。後ろにいた冬森さんも流石に居眠りをしてしまっている。
春野さんが後で様子を見に来るといっていたから、もうそろそろ来るだろう。そうなるとこっちから出向いたのではすれ違うかもしれないから待つことにする。
どうにもヒマなのだが、冬森さんを今起こすのもどこか勿体無い気がする。
82:>>1[saga]
2011/04/03(日) 23:15:59.06 ID:hebi0UqT0
ううん。どうにも、この人には叶わない。僕はどこか愉快そうに出て行く春野さんを溜息をつきながら見送った。
とりあえず、待っているとは言われたけれどそう長く待たせる訳にもいかない。折角の好意なんだし、彼女に絵を見せることにした。
わざわざ起こすのには少しばかり気後れするが、どっちみち適当なところで起こすことになるだろうので、腹を決める。
まずは普通に話しかけてみたがどうにも起きない。そりゃこれぐらいで起きる人間もそうそういないけど。仕方ないので、僕は彼女の肩に手を置いて軽く揺すった。
83:>>1[saga]
2011/04/03(日) 23:18:38.09 ID:hebi0UqT0
とうとう迎えた文化祭当日。
本来生徒内での活動になる六日を丸々準備に費やしたのは我等が絵本部ぐらいなもので、客入りが心配だったが、春野さんという巨大すぎる広告塔は人を呼び込むのに十分すぎるものだった。
忘れがちだが、彼女は女子人気が非常に高い。彼女が絵本部と書かれた看板を掲げて校内を練り歩くだけで人が殺到する程だったのだ。
実際、僕と冬森さんは忙殺される勢いだった。仕方ないので、本来なら宣伝担当の夏原にもこちらを手伝ってもらわざるを得なかった。
それに、夏原も夏原で人を集めてしまいそうな気がするし、宣伝させればもっと大変なことになる。
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