106:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県)[saga]
2011/04/02(土) 21:12:44.41 ID:3VwabWPNo
― 魔王城 中庭 ―
少女「花守りさん、おはようございます」
花守り「おはようございます、魔王様。花束のご用意しておきましたよ」
少女「ありがとうございます。お手数お掛けしちゃってごめんなさい」
花守り「いえいえ。少女友様も魔王様と同じように私が手塩にかけたこの庭園を気に入ってくださっていました。この花束は私からの気持ちでもありますから」
少女「本当に、ありがとうございます」
花守り「ありがたきお言葉でございます」ニコッ
少女「おはよう、少女友ちゃん。ほら、花守りさんが少女友ちゃんの為に花束作ってくれたんだよ。すっごく綺麗だね」
少女「私、もう泣かない。少女友ちゃんが救ってくれた私の想い、私の命。大切にするって約束する」
少年「俺も約束するよ」スッ
少女「少年君!」
少年「少女友、俺と少女はもう大丈夫だ。心配すんな」
少女「……後輩ちゃんは大丈夫?」
少年「ずっと寝てるけど、多分大丈夫だよ。朝方に一度目を覚まして謝ってた」
少女「よかった」
少年「あいつが目を覚ましたらもう一回話し合ってみる」
少女「うん……」
少年「心配すんな。俺はお前が大好きだよ」ギュッ
少女「私も、少年君が大好き」キュッ
後輩「こうまで見せつけられてしまってはお話もなにもないです」ムゥ
少年「後輩!?」
少女「あわわわわわわ」アタフタ
後輩「先輩の気配を探って来てみたらこれですもんね……」ハァ
少女「後輩ちゃん、雰囲気が柔らかくなったね」
後輩「……色々とすみませんでした。私も魂の鎖に振り回されていたみたいです」
少女「ううん。気にしてないよ」
後輩「ですが」
少女「ほぇ?」
後輩「先輩は渡さないです!」ズバーン
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