67:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]
2011/04/01(金) 13:43:36.43 ID:YZbjmkcXo
後輩「勇者様の転移確認」
少女友「あんたも行きなさいよ」
後輩「それは出来ません。転移呪は勇者様にしか使えない魔法です。それに、私には貴女を護るように勇者様から命を受けています」
少女友「いらないわよそんなの。あんたと一緒に居るなんて心底嫌だわ」
後輩「勇者様の崇高な理念を理解しない貴女と一緒に居るなんて私から願い下げですが、仕方ありません」
少女友「喧嘩売ってんのね。買わせてもらうわよ」
後輩「おやめになったほうが良いかと。貴女ごとき私の敵ではありません」
少女友「このっ!」ヒュッ
後輩「束縛呪」フォンッ
少女友「!?」
後輩「身体の動きを止める呪文です。私は勇者様のパートナー。あらゆる攻撃、補助、回復魔法を操る事ができます。貴女の命など一瞬で消し飛ばす事ができるですよ」
少女友「じゃあそうすれば?」
後輩「貴女は勇者様の行軍に必要な『盾』です。殺す気はありません」フォンッ
少女友「っと……」ウゴケル
後輩「魔王様に組しようとする貴女を護るなど、私だって虫唾が走ります」
少女友「だからこっちから願い下げって言ってるでしょ! さっさと出て行きなさいよ!」
後輩「それができればどれだけ良いか……」
?「じゃあ、そのお手伝いしてあげようか?」
後輩「!?」バッ
少女友「え?」
少女「こんにちは、後輩ちゃん」ニコッ
後輩「あ……あ……」
少女友「少女っ!!」ダッ ギュッ
少女「わぷっ、少女友ちゃん、久しぶり」
少女友「久しぶり、じゃないわよっ! 今まで一体何してたのよっ!!」クワッ
少女「あわわわ」アタフタ
後輩「火炎槍っ!!」ゴォッ
少女「屋内で火を扱うなんて危険だよ?」シュッ
後輩「そんなっ、無効化だなんて!」
少女「私は魔王だよ? 魔法の無効化なんて簡単なの」
後輩「っ」
少女「さて、と。少女友ちゃん」
少女友「?」
少女「私と、一緒に来てくれる?」
少女友「……それは、勇者に私を利用させない為、よね」
少女「利用? どういうこと?」キョトン
後輩「貴女が少女友さんに魔力紋を仕掛け、魔族や魔物、化け物からの攻撃対象から外しているのはもうわかってるんです!」
少女「あ、そゆこと? 少年君、すごい誤解してるね」
後輩「どいうことです!?」
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