70:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[saga]
2011/04/01(金) 13:47:01.02 ID:YZbjmkcXo
少女友「……わかったわ」
後輩「少女友さんっ、魔王の口車に乗せられてはいけませんっ!」
少女友「少なくともあんたや少年がやってる事より少女の言い分のほうが正しいわよ。残念ながら、ね」
少女「じゃあっ」パァツ
少女友「でも、あたしは何もできないわよ? あんた達みたいに魔法が使えるワケじゃないし、力だって普通だし」
少女「少女友ちゃんは私の親友だもん。戦えなんて絶対言わないよぅ」
少女友「マスコット代わりか何かにするつもり?」
少女「ま、まだ考えてないけど……」ウーン
少女友「ほーほー。あんたはとりあえずあたしを掻っ攫っていくことだけを考えた、っと」
少女「あうあうあうあう」オロオロ
少女友「……変わってないわねぇ」ギュッ
少女「ふぇっ?」
少女友「何でもいいわ。言ったでしょ。あたしは何があってもあんたの味方よ。勇者がどうこうとか人類がどうこうなんて関係ないわ。あんたはあたしの親友なの」
後輩「ま、待ちなさい!」
少女「ダーメ。そろそろ帰らなきゃいけないもん。ここに来るのだってすっごく大変だったんだよ。軍議すっぽかしちゃったから帰ったらメイド長さんから怒られちゃう。じゃあ、生きてたら魔王城で会いましょう。少年君にもよろしく伝えておいてね」ニコッ シュッ
後輩「ま、待って!!」
後輩「……」
少年「片付いたぞー」シュッ
少年「どうした? って少女友は!?」
後輩「申し訳ございません。魔王が直々に……」
少年「あいつが……怪我はないか?」
後輩「はい。ですが、少女友さんは自らの意思で魔王と共に」
少年「気づかれた、のか?」
後輩「千里眼球を持っていました」
少年「っちゃぁ、やられた。そんなモンまで持ってんのかよ」
後輩「急がなくてはいけません。人類を救わなくては」
少年「おう。わかってる」
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